ACE COMBAT 5には多数の機種が収録されていて、その中の一部は近い性格を持ち、ライバル関係と見られることもあります。(まあ、ライバルと言っても、かなりのところ、私が勝手に思いこんでいるだけという面がありますが。)
しかし、今ひとつ違いが明確に見えないライバルというのもあります。
そのようなケースでは、実はコクピット視点という観点を持ち込むと、ズバリ相違が浮き彫りになることがあることに気付きました。
コクピット視点の善し悪しとは? §
まずはコクピット視点について考えてみましょう。
最初はX-02のコクピット視点を見て下さい。
とてもすっきりした見やすいコクピットですね。
さすが架空機です。
では、前作ACE COMBAT 04の主役メカとも言えるF/A-22Aを見て下さい。
下が詰まっていて、下方視界が良くありませんね。地上の敵を見るためには、機体を大きく傾けねばなりません。実際、上記画面では機体が大きく傾いています。
コクピット視点での戦いやすさは、視界が広いことは当然として、特に左右の下方視界が広いとやりやすいという印象があります。
これを踏まえてライバル対決を見ていきましょう。
ライバル対決・F-35C対RAFALE M §
まずは小手調べ。
LASM装備の艦上機として近い性格を持つF-35CとRAFALE M。どちらが優れているとも言い難い伯仲した性能を持っています。
では、コクピット視点で見るとどうでしょうか?
まずF-35Cから。
そして、以下はRAFALE M……。
左右下方の視界という意味ではRAFALE Mの方がやや優勢でしょうか。しかし、決定的な差と言うには、ちょっとパンチ力が足りません。
よって、気持ちの上ではRAFALE Mがやや優勢としながらも引き分けという結論にしたいと思います。
SU-35対SU-37、そしてSU-37対TYPHOON §
SU-35とSU-37は、特殊兵装が違ったり、パラメータが少し違ったりしますが、全体的な印象は似通っています。
しかし、コクピット視点で見るとまるで別物に見えます。
まずSU-35から。
そしてSU-37。
確かに共通点はあるものの、かなり見た目の印象が違います。
SU-37の方がすっきりした印象がありますが、左右下方視界がSU-35より狭くなっています。
さて、私が執念深く抱く疑問。SU-37とTYPHOONはどちらが強いかというテーマですが、上のSU-37のコクピット視点と、以下のTYPHOONのコクピット視点を見比べると一目瞭然です。
見ての通り、TYPHOONの方が全般的に視界が広いだけでなく、左右下方に視界も遙かに開けています。
コクピット視点まで含めて考えれば、TYPHOONの優位はより確実なものになったような気がします。
とはいえ、以上の話はわざわざコクピット視点に切り替えてプレイしなければ何の意味もない優位性です。HUD視点で飛んでいるプレイヤーは、こういう話を気にすることなく、自分の好きな機体で飛べばよいと思います。それによって、特に何らかのデメリットが生じることもありません。